INTERVIEW 012 | SATIS
つづき間という日本的空間を考える
設計:藤原徹平/フジワラテッペイアーキテクツラボ | 建主:Kさま
奇をてらわない「普通のかたち」
今回採用したトイレは「サティス Sタイプ」。藤原さんは、「このコンパクトかつシンプルな形が良い」と言います。最近の住宅はタンクレストイレが主流となっていますが、「サティスはコンパクトで、そしてシンプルという路線を大事にしたデザイン」であり、「トイレには、奇をてらわない普通さの追求が必要」とも言っていました。建主のKさんによると、「トイレのフタの自動開閉が、とても重宝している」とのことでした。
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室内から続く同素材の床と壁で一連の繋がりを感じる。
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トイレリモコンはスリムな「スマートリモコン」。トイレは「サティス Sタイプ/ピュアホワイト」
取材・文: 土谷貞雄
photo: MIKI CHISHAKI
(2019年7月20日 K邸にて)
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藤原徹平(ふじわらてっぺい)
1975年横浜生まれ、横浜国立大学大学院修了
2001年より隈研吾建築都市設計事務所勤務、同事務所設計室長・パートナーを経て2012年退社
2009年よりフジワラテッペイアーキテクツラボ主宰
2010年よりNPO法人ドリフターズインターナショナル理事
2012年より横浜国立大学大学院Y-GSA准教授
著書
『7inch Project〈#01〉Teppei Fujiwara』(単著、ニューハウス出版、2012年)
『20世紀の思想から考える、これからの都市・建築』(共著、彰国社、2016年)
『アジアの日常から』(共著、TOTO出版、2015年)
『応答 漂うモダニズム』(共著、左右社、2015年)
『内田祥哉 窓と建築ゼミナール』(編、鹿島出版会、2017年)
『やわらかい建築の発想 未来の建築家になるための39の答え』(共著、フィルムアート社編集部 編、フィルムアート社)
『ファッションは語りはじめた 現代日本のファッション批評』(共著、フィルムアート社)
『相対性コム デ ギャルソン論 なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか』(共著、フィルムアート社)
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公開日:2019年09月30日