INAX ARCHI Letter No:PT0812

『大丸心斎橋店 4階・5階トイレリニューアル』』

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商業の街大阪のメインストリート御堂筋に面した、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の重厚な名建築である百貨店「大丸心斎橋店」の4階と5階のトイレが全面リニューアルされました。
今回の、パブリックトイレ納材事例特集は、大丸心斎橋店4階・5階のトイレ改修工事のご紹介です。

所在地／〒542－8501大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
建築主／株式会社大丸
設計監理／株式会社大丸内装監理室
施工／株式会社竹中工務店
竣工／2008年(平成20年)9月

近年、百貨店のトイレは、デザイン性・機能性・清潔性に対する要望が大きくなっています。
今回のリニューアルは、高い意匠性・機能性を備えた「おもてなし空間」の実現と、節水によるCO2排出量削減に欠かせない条件として計画されました。それらを両立させるための商品として、小便器は洗浄水をまったく使わない『無水小便器』を、また大便器は『超節水ECO6の壁掛洋風大便器』の採用の検討がされました。無水小便器はまだ広く一般にひろまっていないため、ニオイの心配やメンテナンス性の懸念もありましたが、実際に設置されているINAX大阪ビル(大阪市西区新町1-7-1)の無水小便器をご確認の上、採用のご決定をいただきました。

プランニングは5階・4階にあった各男女トイレを紳士フロアに男性専用、婦人フロアに女性専用に分けたことで、十分なスペースを確保し、充実した設備内容に変更し、ゆとりのある居心地の良い素敵な空間を実現しています。内装もシックで高級感あふれるホテルのような快適な空間が演出されています。